【はじめての個人開発】AIに頼りながらWebアプリを作って公開するまでの全記録

個人開発記録

「アイデアはあるけど、どうすればいいかわからない」

個人開発に興味はあるけど、なかなか踏み出せない——そんな状態が続いていました。

プログラミングは少し勉強したことがある。でも「自分の力でWebアプリを一本作り切る」なんて、まだまだ無理だと思っていました。

そんなとき試したのが、AIを使いながら開発するという方法です。

結果、ちゃんと動くWebアプリを作ってインターネットに公開することができました。この記事では、そのときの体験を全部正直に書きます。「個人開発やってみたいけどどうすれば?」という方に届けばうれしいです。

作成したのはこちら↓

Money Counter
レジ締めや集計作業を効率化する、シンプルな金種計算ツール。金種ごとの枚数を入力すると金額を計算します。Created by かたすけ

きっかけは「あったら便利なのに」という小さな不満

作ったのは Money Counter、日本円の金種計算ツールです。

レジ締めや現金集計のとき、「10,000円が3枚・5,000円が2枚・1,000円が5枚…」と数えて、それぞれ掛け算して、全部足す、という作業があります。慣れれば早いのですが、疲れているときや急いでいるときはミスが出やすい。

「枚数を入力したら合計が出るだけのシンプルなページがあれば十分なのに」と思ったのが出発点です。

既存のアプリを探してみたのですが、ちょうどいいものが見つかりませんでした。それなら作ってしまおう、と決めました。テーマはシンプルで、機能も最小限。「はじめての個人開発」にちょうどいい規模だと思ったことも、このテーマを選んだ理由のひとつです。


AIに頼ることに、最初は少し抵抗があった

正直に言うと、最初は「AIに書いてもらったコードって、自分で作ったと言っていいのか?」という気持ちがありました。

でも考え方が変わったのは、「AIはあくまで道具」だと気づいてからです。

大工さんが電動工具を使っても「自分で作った」と言いますよね。AIも同じで、使いこなせるかどうかが重要なのだと思うようにしました。「何を作りたいか」を考えること、Geminiに正確に伝えること、出てきたコードを確認して動かすこと——これは全部自分でやることです。

有料だがもっと便利なAIについてはこちら!


実際の開発の流れ

まず「作るもの」を言葉で整理した

いきなりコードを書こうとするのではなく、最初に紙に書き出しました。

  • 誰が使う? → レジ締めをする人、現金を集計する人
  • 何ができる? → 金種ごとに枚数を入力したら合計が出る
  • どんな画面? → 金種名・入力欄・合計金額が並んでいるシンプルなもの

これをやっておくと、Geminiへの指示がずっとスムーズになりました。「なんかいい感じのアプリ作って」では曖昧すぎて、回答も曖昧になります。具体的に伝えるほど、返ってくるコードの質が上がると感じました。

Geminiとの会話でコードを作っていった

最初にGeminiに伝えたのはこんな内容です。

「Next.jsを使って、日本円の金種(10,000円・5,000円・2,000円・1,000円・500円・100円・50円・10円・5円・1円)ごとに枚数を入力できるWebアプリを作りたいです。入力するたびに合計金額をリアルタイムで表示してください。紙幣と硬貨でセクションを分けてください。」

するとベースとなるコードを出してくれました。コピーしてファイルに貼り付けて動かしてみる。うまく動いたり、エラーが出たりします。

エラーが出たときは、そのエラー文もそのままGeminiに貼り付けて「このエラーはどういう意味ですか?どう直せばいいですか?」と聞きました。これを繰り返すうちに、少しずつ形になっていきました。

細かい部分が意外と時間がかかった

大枠の機能はわりとすぐできました。でも「使いやすさ」を詰めていくのが思った以上に時間がかかりました。

たとえば、入力欄に枚数が0のときに「0」と表示するか、空白にするか。「0」が10個並んでいると見づらいので空白にしたかったのですが、これだけで何度かGeminiとやり取りしました。

「合計金額をスクロールしても常に見えるようにしたい」という要望も、実装してみたら想定と違う動きになって、修正を繰り返しました。

こういった細かいUXの調整こそ、自分がこだわりを持って進める部分だと感じました。AIが出してくれるコードはベースであって、「使う人のことを考えて磨く」のは自分の仕事です。

公開まで

コードができたら、GitHubというサービスにアップロードして、Vercelというサービスと連携させました。この2つを使うと、ほぼ自動でインターネット上に公開されます。

Vercelについてはこちら

GitHubについてはこちら

独自ドメイン(自分のURL)の設定も、画面の指示に従えばできました。公開ボタンを押したあと、自分のスマホで開いて動作確認したときは、素直にうれしかったです。


開発を終えて気づいたこと

完璧なスキルがなくても、個人開発はできます。

今回はGeminiの力を借りながらでしたが、「アイデアを決める」「言葉で整理する」「動作確認する」「使いやすさを考える」という工程はすべて自分でやりました。それだけでも十分な達成感がありました。

また、AIとのやり取りを続けるうちに、コードの読み方が少しずつわかってきた感覚もあります。「この部分がボタンの処理なのか」「ここで計算しているのか」と理解が積み重なっていきました。

「自分には無理」と思っていたことが、小さく始めることで意外とできた——これが一番大きな収穫です。


個人開発をやってみたい人へ

もし「自分もやってみたいけど不安」という方がいれば、こんな順番をおすすめします。

  1. 「あったら便利なのに」という小さな不満を探す(テーマ選びが一番大事)
  2. 機能を絞る(最初は「これだけできればいい」という最小限で)
  3. AIに具体的に伝えながら作る(曖昧な指示は曖昧な結果になる)
  4. とにかく公開する(完璧じゃなくていい)

完成度より、「作って公開した」という事実の方がずっと価値があります。


おわりに

今回作った Money Counter は、ブラウザで無料で使えます。レジ締めや現金集計の際にぜひ使ってみてください。

この記事が「やってみよう」と思うきっかけになれば、とてもうれしいです。

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