【独学の味方】Web制作初心者がChatGPT/Geminiを「最強のメンター」にする活用術|プロンプト例付き

AI

こんにちは、かたすけです!

「独学でWeb制作を勉強しているけれど、エラーが解決できなくて挫折しそう…」

「コードの意味がわからなくて、誰かに質問したいけど周りに聞ける人がいない」

そんな悩みを抱えていませんか?

僕も大学でプログラミングを学んでいますが、学習を始めたばかりの頃は、たった一つのエラーで数時間も止まってしまうことがよくありました。独学の一番の敵は、「わからないことをすぐに聞ける相手がいないこと」なんですよね。

でも、今は時代が変わりました。私たちには「AI」という最強の味方がいます。

今回は、ChatGPTやGeminiといったAIツールを、「24時間365日付き合ってくれる自分専用のメンター(先生)」にしてしまう活用術をご紹介します。

これを読めば、あなたの学習スピードは間違いなく2倍、3倍に加速します。「AIなんて難しそう」と思っている方にこそ読んでほしい、コピペで使えるプロンプトも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

かたすけ
かたすけ

AIを上手に使う力は、今の時代には必要不可欠ですよね!

Web制作初心者がAIをメンターにすべき3つの理由

なぜ、初心者の学習にAIが最適なのでしょうか?

現役大学生の視点から、AIを導入するメリットを3つにまとめました。

1. 24時間365日、即レスで解決してくれる

独学で一番辛いのは、エラーが出た時です。

Googleで検索しても、自分の状況にぴったりの答えが見つかるとは限りません。質問サイト(TeratailやStack Overflowなど)で質問しても、回答が来るまでには時間がかかりますし、必ず回答がもらえるとも限りません。

しかし、AIは違います。

深夜2時でも、早朝5時でも、質問を投げれば数秒で回答が返ってきます。

学習の熱が冷めないうちに疑問を解決できるスピード感は、一度体験すると手放せません。

2. 「こんなこと聞いてもいいのかな?」という遠慮が不要

人間相手だと、どうしても気を使ってしまいますよね。

「こんな初歩的なことを聞いたら怒られるかな?」「さっきも同じことを聞いたばかりだしな…」と躊躇してしまい、結局わかったふりをして進めてしまう。これが一番の挫折の原因です。

AIには感情がありません(今のところは!)。

同じことを100回聞いても、どれだけ初歩的な質問をしても、AIは絶対に怒りません。

「<code><div></code>と<code><span></code>の違いって何?」なんて、今さら人には聞きにくい質問も、AIなら堂々と聞くことができます。

3. あなたのレベルに合わせて解説してくれる

技術書やドキュメント(MDNなど)は正確ですが、初心者には言葉が難しすぎることがあります。

AIなら、「小学生でもわかるように教えて」「野球に例えて教えて」といったリクエストが可能です。あなたの現在の知識レベルに合わせて、言葉を選んで解説してくれる柔軟性も、AIメンターの大きな強みです。


【コピペOK】AIへの「賢い聞き方」プロンプト集

では、実際にどうやって聞けばいいのでしょうか?

ここからは、僕が普段の学習や制作で実際に使っている「プロンプト(指示文)」の具体例を紹介します。

そのままコピペして、自分の状況に合わせて少し書き換えるだけで使えますよ!

ケース1:コードの意味がわからない時

ネットで見つけたコードをコピペして動いたけれど、「なぜ動いているのかわからない」という時。そのままにしておくと応用が利きません。そんな時はこう聞きましょう。

プロンプト例:

以下のCSSコードの役割を、Web制作初心者にもわかるように、行ごとに丁寧に解説してください。専門用語はなるべく使わず、例え話を使って説明してくれると嬉しいです。

.container {
  display: flex;
  justify-content: center;
  align-items: center;
  height: 100vh;
}

ポイント:「初心者にもわかるように」「行ごとに」「例え話で」と指定することで、驚くほどわかりやすい解説が返ってきます。

ケース2:エラーの原因がわからない時

「書いたコードが動かない!」「崩れている!」という時こそAIの出番です。

プロンプト例:

HTMLとCSSを書きましたが、画像の横並びがうまくいかず、縦に並んでしまいます。

下記のコードの問題点と、修正後のコードを教えてください。

【現状のHTML】

(ここにHTMLコードを貼り付け)

【現状のCSS】

(ここにCSSコードを貼り付け)

ポイント:「何が起きているか(現状)」と「どうしたいか(理想)」を伝え、必ずコードをセットで貼り付けるのがコツです。

ケース3:サンプルコードを書いてほしい時

「お問い合わせフォームを作りたいけど、最初から書くのは大変…」という時は、土台を作ってもらいましょう。

プロンプト例:

初心者向けのシンプルな「お問い合わせフォーム」を作りたいです。

以下の項目を含むHTMLとCSSのサンプルコードを書いてください。

【必要な項目】

・お名前

・メールアドレス

・お問い合わせ内容

・送信ボタン

デザインは清潔感のある青色ベースで、スマホでも見やすいレスポンシブ対応にしてください。

ポイント:具体的な項目やデザインの要望(青色ベース、レスポンシブなど)を伝えると、より理想に近いコードが一発で出力されます。


情報系学生が教える、AI活用の「落とし穴」と対策

ここまでAIの便利さを伝えてきましたが、「AIを使えば勉強しなくていい」わけではありません。

情報系の学部で学んでいる身として、注意してほしい「落とし穴」もお伝えしておきます。

1. AIは平気で嘘をつく(ハルシネーション)

AIは、もっともらしい顔をして間違った情報を教えることがあります。これを専門用語で「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。

特に、最新のCSSプロパティや、マイナーなライブラリの使い方などは間違っていることも多いです。

【対策】

AIの回答を鵜呑みにせず、「必ず実際にコードを動かして確認する」癖をつけてください。「動けば正義」ですが、動かない場合はMDNなどの公式ドキュメントで裏取りをする習慣を持ちましょう。

2. 「コピペ職人」にならないこと

AIが出してくれた修正コードを、意味もわからずコピペして「はい、解決!」としてしまうのは危険です。それではあなたの実力になりません。

【対策】

コピペする前に、「どこが間違っていて、なぜこの修正で直るのか?」を必ず読んで理解してください。もしわからなければ、「修正箇所の理由を教えて」とさらにAIに質問しましょう。このひと手間が、半年後の実力に大きな差を生みます。


おすすめのAIツールは?(ChatGPT vs Gemini)

現在、無料で使える優秀なAIは主に「ChatGPT(OpenAI)」と「Gemini(Google)」の2つです。

どちらを使えばいいか迷う方に、僕なりの使い分けを紹介します。

ChatGPT (GPT-4o miniなど)

  • 得意なこと: 会話のラリー、論理的な説明、コードの生成。
  • おすすめシーン: エラーの原因を深掘りしたい時や、複雑なロジック(JavaScriptなど)を書いてほしい時。

Gemini

  • 得意なこと: Google検索との連携、最新情報の取得、画像認識。
  • おすすめシーン: 最新のWebトレンドを知りたい時や、「参考サイトのスクリーンショット」を読み込ませて「これと同じデザインにするコードを書いて」と頼みたい時。(これはGeminiの得意技です!)
  • ※Geminiを使った画像生成については、過去記事「【もう探さない】Geminiでブログのアイキャッチ画像を無料・簡単作成!」でも解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ:AIは「魔法の杖」ではなく「優秀な相棒」

Web制作の学習において、AIは革命的なツールです。

しかし、あくまで主役は「あなた」です。AIは、あなたの指示があって初めて力を発揮する「優秀な相棒(ナビゲーター)」に過ぎません。

「AIに全部やらせよう」とするのではなく、「AIを使って自分の学習効率を最大化しよう」というスタンスで付き合うのが、Web制作上達の近道です。

さあ、今すぐブラウザでChatGPTやGeminiを開いてみてください。

そして、試しにこう聞いてみましょう。

「Web制作の勉強を始めたばかりです。初心者が最初に覚えるべきHTMLタグを10個、クイズ形式で出題してくれませんか?」

きっと、頼もしいメンターとの楽しい授業が始まるはずです!

これからも「かたすけのWebづくり」では、AIとWeb制作を掛け合わせた役立つ情報を発信していきます。一緒に頑張りましょう!


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